にんにく食堂の “こだわり”
今回のにんにく料理は「卵と生ハムのガーリックスープ」です。
スペイン発祥のスープ料理「ソパ・デ・アホ」というスープのレシピご紹介します。
「アホ」というのが「にんにく」という意味で、スペインでは古くから体調を崩した時などによく飲まれていたほど栄養満点のスープで、にんにくがたっぷりと入っています。
バゲットが入っているのも特徴で、2日ほど経って固くなってしまったバゲットを美味しく調理できるということで、当時貧しかった羊飼いの間でポピュラーなスープになったそうです。
「卵」「生ハム」「バゲット」など具材がたくさん入っているので、スープなのにパンチが効いてて満腹感も得られるボリューミーな一杯に仕上げていきます。
材料(2人前)
- オリーブオイル 30ml
- にんにく 2片
- バゲット 2枚(厚さ1cmくらい)
- 生ハム 30g
- パプリカパウダー 小さじ1
- 顆粒コンソメ 小さじ1.5
- 生卵 1個
- 水 500ml
- 塩 小さじ1程度(味付け用)
- 黒胡椒 適量(味付け用)
- パセリ(トッピング用)
作り方
材料の仕込み
バゲットは2枚を2cm角くらいにカット、にんにくは2片すべてをスライスに。生ハムは1cm幅くらいでカットしておく。
食材を炒める
冷たいフライパンにオリーブオイル30ml、スライスしたにんにくを入れ、にんにくの周りが色付いてくるくらいまでじっくり炒めてオイルに香りを移していく。続いてバゲットを加え、オイルを吸わせながらカリカリになるまで炒める。最後に生ハム30gを加えてほぐしながら軽く炒める。
ベースとなるスープを作る
炒めた食材に、パプリカパウダー5gと顆粒コンソメ7.5gを加えて軽く混ぜ、水500mlを加えて煮込んでいく。湧いてきたら軽く混ぜて味見をし、塩と黒胡椒で味を整える。
スープの仕上げ/盛り付けてトッピング
生卵1つをよくといて火をつけたままの鍋に回し入れ、ふわふわになったところで軽くかき混ぜる。器に盛り付けたらトッピングでパセリを乗せたら完成。
動画でレシピを確認
レシピ動画をYouTubeのにんにく食堂チャンネルにアップしています。調理の様子や手順などは是非こちらも参考にしてみてください。
感想
見た目はパプリカパウダーで辛そうに見えるのですが辛さはありません。
にんにくと生ハムの旨味が溶け出していて、それをバゲットと卵が閉じ込め、しっかり塩気も効いているので味的にも量的にも大満足できるスープでした。
バゲットでなく食パンなどでも代用できるので、少し時間が経って固くなってしまったパンがあれば一緒に煮込むと美味しくいただけると思います。
簡単に作れるので、体調が優れない時や疲労回復したい時などにもおすすめの1杯です。